仏師名

ふりがな

じょうけい1

定 慶1

生年(西暦)

不詳( )

歿年(西暦)

不詳( )

幼名

康慶の弟子。

別名

生涯の業績

 鎌倉時代には、「定慶」という仏師が複数存在した。本項で取り上げる定慶は、奈良・興福寺東金堂の維摩居士像(国宝)を造ったことで知られる「定慶」を取り上げます。
 定慶(じょうけい、大仏師法師定慶、だいぶっしほうしじょうけい、生没年不詳)は、12世紀後半の慶派仏師。康慶の弟子とされる。

私 の 想 

 運慶、快慶と同時代の同門で康慶の兄弟弟子である。興福寺を中心に活躍していたのだろう。維摩居士像としては、異色の像である。難しい人物をそのまま表現していて、ついつい文殊菩薩像と比べてしまいます。

作品

所蔵寺院

仏像名

制作年号(西暦)

奈良・興福寺国宝館

金剛力士(阿形)

金剛力士(吽形)

建久年間(11901198)

奈良・興福寺東金堂

維摩居士坐像

文殊菩薩坐像

建久七年(1196)

奈良・興福寺国宝館

東京・根津美術館

梵天立像

帝釈天立像

建仁二年(1202)