仏像名

せんじゅかんのりゅうぞう

蓮華王院
制作年代

    重文
鎌倉時代

千手観音立像(493)

様 式

建長三年(1251)
正元元年(1259)

俗称又
は愛称

製作材質

木造、玉眼
漆箔

樹 種

像 高

165〜
168cm

製作者

院承作

安置場所

三十三間堂

開扉期間

解 説

 蓮華王院本堂千体千手観音立像の鎌倉再興像の1躯。作者院承(いんじょう)は京都で勢力を振った院派仏師の一人。その作風は保守的で、やや沈滞気味である。院派作品には皇族や高位の貴族の結縁銘が多いが、本像にも近衛兼経の銘があり、その没年が製作の下限となる。
東京国立博物館 平常陳列 2010年冬期 解説より

私 の 想

 平成23年2月第四十二回「仏像観て歩き」の東京国立博物館で拝観した時には、次のように書いている。
 奈良や京都の仏像制作に携わっていた仏師の力を結集して、焼失してしまった千手観音像を八百数十体が鎌倉時代に造られました。蓮華王院の千手観音像には、それぞれに番号が付されていて、作者や制作年などが判るもの、判らないものなど個体の特定が出来ている。この像は、院派の院承作だという。
 持物も大きさも姿も同じである。個性を持たそうとしても、難しい。お顔の形や衣の襞や裾の形や袖の長さなど数限られたところでの変化を楽しむしかない。製作者も拝観者も限られた変化で楽しむしかない。