古寺巡礼 トップページに戻る。
仏像名で寺を探す
仏像観て歩き 京都編4

名  称

ふりがな

てんりゅうじ

天龍寺

俗称又は愛称

右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

最寄駅

開  祖

沿  革

 天龍寺。臨済宗天龍寺派大本山。
正しくは霊亀山天龍資聖禅寺で、京都市右京区嵯峨に位置する。暦応二年(1339)吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うために、足利尊氏が夢窓国師を開山として創建した。
 この地は、檀林皇后(嵯峨天皇の后)が開創した檀林寺のあったところで、のちに後嵯峨上皇の仙洞御所・亀山殿が営まれた。後醍醐天皇はここで幼少期を過ごした。
 夢窓国師は堂塔建立の資金調達のため、「天龍寺船」による中国・元との貿易を進言し、康永二年(1343)にほぼ七堂伽藍が整った。夢窓国師の門流は隆盛し、天龍寺は京都五山第一位の寺格を誇った。
 創建以来、天龍寺は延文元年(1356)をはじめ、八回の大火に見舞われ、現代の堂宇の多くが明治期の再建。夢窓国師による庭園(曹源池)は、国の史跡、特別名勝第一号に指定、平成六年(1994)世界文化遺産に登録。
「天龍寺ご案内」より

私 の 想 い

 平成19年3月に京都の花見をしょうと2月頃に計画した。今年は暖冬で史上一番早い開花ではないかと言われていた。妻の病後の癒しになればと計画したのだが、実際は癒しどころかストレスになってしまった。
 この寺には、妻は嵐山の商店街で買い物をしているからと一人で訪問した。事前の調べもせずに何の予備知識なしで行った。鎌倉時代以前の寺の存在は、信仰するもの、または信仰対象への依存や信頼が強く、仏像やそれらが納まる建物に集中的してお金が注ぎ込まれていました。
 室町時代になると信仰する人々が信仰する事での受けるご利益を享受する世界を造り出している。建物を綺麗にする。柱、欄間、天上、襖、畳、廊下等を金ぴかに磨き上げる。庭を綺麗にする。植木の配置、岩の配置、池の配置、四季による変化、花の咲く時期の配置、水の有無等を工夫して、そこに座った時の世界を創造して幽玄な世界を創り出す。
 信仰で満ち足りた心で幽玄な世界をかもし出す部屋から庭を眺める事で更に至福な時を過ごすという。教養を磨き、感性を磨き、個性に磨きを掛け、和歌、茶の湯、生花、絵画、書家、陶芸、能、狂言等の世界へと拡がりが出来て来る。
 そんな事を考えながら天龍寺の庭を拝見させて頂いた。早く帰らないと妻からお叱りを受ける。

天龍寺画像一覧 天龍寺の写真をお楽しみ下さい。
天龍寺花華一覧その1 天龍寺の花華の写真をお楽しみ下さい。
天龍寺花華一覧その2 天龍寺の花華の写真をお楽しみ下さい。
天龍寺に戻る

お礼とお詫びとお断り
当寺の記述を最後まで、ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
厚く御礼申し上げます。下記の通り、お詫びとお断り申し上げます。

1.        仏像の写真を紹介出来なかった事です。勝手に掲載しませんでした。
2.        絵葉書、仏像解説書、国宝写真集等々で、有名な仏像については、ご覧になれる機会は多いと思います。
3.    それ等をご覧になりながら、もう一度ここにお越し下さい。 また、別の仏像の楽しみ方が出来ると思います。

4.        ここでは、国宝と重要文化財の指定を受けている仏像を紹介しております。
5.
   「国宝・重要文化財大全」彫刻 毎日新聞社 1998年より選定しました。
6.        像高も上記大全のものを小数点以下切捨てで、記載しました。寺や解説書等と多少違うかも知れません。
7.        掲載した「沿革」と「解説」は寺から頂いた資料や手持ちの解説書からのものを掲載しております。

8.        一番は、実際に寺に行ってご覧になることです。
9.    一つでも好きな仏像を決めて、訪ねると一層「仏像観て歩き」が楽しくなります。      以上