名  称

ふりがな

とりいかんのん

鳥居観音

俗称又は愛称

埼玉県飯能市上名栗

最寄駅

開  祖

沿  革

私 の 想 い

この十二月の企画は、埼玉県内の国指定重要文化財を拝観する為の企画でした。常楽院にある軍茶利明王立像が冬至の日の一日にご開帳することが判りました。一年に一度だけその日に開くだけだという。そこでその日を飯能の常楽院に行くことにし、近くの寺を拝観することにしました。

鳥居観音 埼玉県飯能市上名栗3198
「私の想い」
 埼玉県教育委員会のホームページを調べると、国の重文指定の仏像名と所蔵寺院などが判る。それによって常楽院を知り、更にこの鳥居観音に、快慶に近い仏師の作である阿弥陀如来立像があるという。遷都1300年「仏像観て歩き」でも快慶作の三尺阿弥陀如来立像を3躯拝観して来て、目下快慶作に熱中している最中で、好い時期である。事前の電話では、駄目だと言うことではなかった。
 ところが、当日行って見たところ、本日休日となっていた。残念。

埼玉県教育委員会のホームページには
阿弥陀如来立像 像高56cm
鎌倉時代後期。寄木造、玉眼、漆箔。快慶の影響を受けた仏師の作。

とある。三尺阿弥陀像よりも少し小振りのようだが是非拝観して観たい仏像である。いずれ、日を改めて来ることにする。
 雨上がりのこの日は、道路も濡れて滑り易い急な坂道を車で頂上まで登った。玄奘三蔵伽藍まであり、薬師寺の伽藍を思い出す。
 平山郁夫画伯がヒマラヤの山々を須弥山に見立て本尊とし、西安の塔に登る太陽を日光菩薩に見立て、ガンダーラに昇る月を月光菩薩に見立てた三尊形式を思い出す。周囲に三蔵がインドへの旅で通ったタクラマカン砂漠等の絵が配されたお堂内部を思い出す。
 当代のお金持ちがバブル期を背景にして建てた寺もどきのレジャーランドである。肝心の快慶影響下にある仏師作の阿弥陀如来立像が、何処に安置されているのかも判らずに帰ることにしました。
 近くという訳でもないが、いずれもう一度来て、阿弥陀如来像にお逢いしたいものである。次回は土日の週末に来たいものである。

鳥居観音画像一覧その1
鳥居観音画像一覧その2
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阿弥陀如来立像
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