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古寺巡礼
仏像名で寺を探す
仏像観て歩き 埼玉編

名  称

ふりがな

とうかくいん

等覚院

俗称又は愛称

東松山市古凍

最寄駅

開  祖

沿  革

 西岸山・等覚院・来迎寺は天台宗の古刹にして浄光寺の末寺なり、浄光寺文書に曰く
「暦応五寅年正月誓信上人の開基にして享保六丑年二月玄海上人当寺を中興す」
と、昭和四十四年六月当所慈雲寺を併せ慈雲山・等覚院と称するに至った。
 当山に一古仏あり、木彫阿弥陀如来にして久しく当寺におわして仏姿端麗なること極まりなし。阿弥陀如来の胎内に「建長五年発丑卯月奉修理」の銘あり、昭和三年八月十七日文部省より国宝の指定あり、更に昭和二十五年八月二十九日文化財保護委員会より重要文化財の指定を受け広く国家の宝物として認定されたり。嘉永六丑年正月の等覚院什物帳に弥陀三尊春日作にして阿弥陀堂に奉祀し毎十月十五日を縁日として遠近の信仰を集めたりという。文久二戌年正月十八日古凍に大火り当寺阿弥陀堂も烏有に帰し翌三年再建されるも明治年間の火災に堂宇消失す。再度の火難に阿弥陀如来の脇時たる観音勢至の二菩薩を失いたる真に惜しむべし。
 昭和五十年四月等覚院檀信徒阿弥陀堂の建立を発願し文化庁・埼玉県・東松山市の助成金を併せあまねく有縁大衆の浄財を勧進し同十月着工昭和五十一年三月耐震不燃の御堂を建立完成せり。
「等覚院のしおり」より  2010年

私 の 想 い

 空は晴れて青々としているのだが、北風が強く吹き東側にある収蔵庫の鉄扉の開けるのに細心の注意を要しました。風に煽られ思わぬ力で吹き飛ばされそうになる。

 収蔵庫の中に入って落ち着いて拝観出来るのかと思いきや、外からの拝観だという。強い北風で扉を吹き抜ける風がヒュウヒュウと泣き叫ぶ。とても、落ち着いての拝観とはいかない。写真も撮っては駄目という。
 平成22年11月の第三十八回「仏像観て歩き」で訪問した時には、次のように書いている。
 前回の訪問では、お天気は上々でしたが、北風がびゅうびゅうで収蔵庫の鉄扉を開けるのに危険を感じました。今日はお天気の特異日たる「文化の日」である。朝から晴れ渡り、富士山も見えていました。

等覚院画像一覧その1
等覚院画像一覧その2
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等覚院所蔵仏像
阿弥陀如来坐像
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