仏像名

しょうとくたいしりゅうぞう

仁勝禅寺
制作年代

重文
鎌倉時代

聖徳太子立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造.彩色.玉眼
切金文様

樹 種

像 高

114cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 仁勝寺は、臨済宗のお寺で室町時代に甲斐の守護武田信満の二男信長によって開かれた。本尊の聖徳太子十六歳の像は、鎌倉時代に盛んになった太子信仰の所産で、法身に七条の袈裟をまとった入仏の姿をあらわしている。
 本像は、桧材の寄木造で、彩色がほどこされている。多少の損傷はあるが、修理のための改変もなく、よく鎌倉時代の作風を伝える名作である。
「仁勝禅寺庭園にある案内板より」 山梨県教育委員会 2012年

私 の 想 い

 聖徳太子像には、幾つかの呼び名があって、二歳像は南無仏太子像といい、七歳像、十六歳像は孝養像といい、三十二歳は摂政像といい、三十四歳像は講賛像という。
 成長するに従って、愛称が違うというのも、聖徳太子像の特徴である。それだけ、庶民に愛されて、近い存在で信仰されていたのでしょう。
 今までにも、埼玉・天洲寺像、茨城・善重寺像、奈良・唐招提寺、奈良・元興寺極楽坊像、奈良・法隆寺像、大阪・道明寺像の立像を拝観して来ました。半跏像では、京都・広隆寺像がありました。
 こちらの像は、右手は脇を閉じて、肘をL字に折り前に出し、グウを縦に握っている。左手も脇を閉じ、肘をL字に折り、グウを握って甲を下に向け、前に出す。
 持物が両手とも、何もなくなっている。現場で観た時には、右手の持物は多分錫杖かも知れないと思っていた。ところが家に帰って調べて観ると、十六歳像の善重寺像では、右手は笏を持ち、左手は柄の短い香炉を持っている。
 成る程、笏は平たいものだが、下の方なら縦に握れる。また、香炉にしても柄の短い物ならば、片手でも持てる。

聖徳太子立画像一覧その1
聖徳太子立像画像一覧その2
聖徳太子立
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