仏像名

ふりがな ぶっこうこくしざぞう

円覚寺
制作年代

重文
鎌倉時代

仏光国師坐像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、彩色
玉眼

樹 種

像 高

62cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

 示寂した弘安九年(1286)年直後の制作。生気に満ち、今にも動き出そうな頂相彫刻の傑作。
「仏教新発見 建長寺、円覚寺」より 朝日新聞社 2007年

 わが国の数多い頂相(チンソウ)彫刻のなかでも最初期の作例で、国師示寂前後の造立と考えられている。生まれつき沈重朴訥(チンジュウボクトツ)で容貌英偉(ヨウボウエイイ)であったという国師の姿を迫真的に写し取り、その崇高な内面性を余すところなく伝えている。
 坐している曲碌(キョクロク)に乗っている斑鴿(ハト)と金龍は、国師の来朝を勧めた八幡神の神使(シンシ)である。
「古寺を巡る 円覚寺」より 小学館 2007年

私 の 想 い

 無学祖元という名僧が亡くなられて、仏光国師という名前になられた。つまり、空海が弘法大師になられたと同じである。二つの名前を覚えなければならない。本名と芸名みたいなもので、覚えるまでは大変であるが、別人では申し訳ない。

仏光国師坐像画像一覧
仏光国師坐像
円覚寺に戻る