仏像名

ふりがな えんおうざぞう

円応寺
制作年代

重文
鎌倉時代

閻魔王坐像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、彩色
玉眼

樹 種

像 高

190cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

十王の中でも一際大きく造られた。身長5mに達する本尊。目に玉眼を嵌め込み、生き生きとした感じを出し、衣文も写実的に表現されている。仏師運慶が死の床からよみがえり冥府で見て来た閻魔王の姿を彫りあげたという伝承がある。

私 の 想

 右手は右太腿に置き、裁きの扇子を握って持つ。左足を前にして組上げていない。靴を履いている。胸に名札を着け、帯びの紐の結び目が大きなお腹の上にある。
 大きく口を開け、恫喝する。眼を剥き、睨む。悪人と云えどもこの顔の前では、小さくなるしかない。
 閻魔様の持物である人頭杖がこちらにある。女人と武人の頭である。どんな意味が込められているのだろうか。

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閻魔大王坐像
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