仏像名

ふりがな そつりゅうぞう

円応寺
制作年代

重文
鎌倉時代

鬼卒立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、彩色
玉眼

樹 種

像 高

約50cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

私 の 想

 右手は肘を伸ばしてグウを握り、肩より少し下目に、前に突き出す。腕も二の腕も筋肉が盛り上がる。
 左手は肘を伸ばしてグウを握り、肩よりも少し高い位置に、斜め後ろに横に突き出す。甲を背に向け、掌を横にして突き出す。臀部よりも両太腿が強調され太く、堂々たる体躯の鬼である。
 大きく口を開け、目の玉を飛び出させて威嚇する。頭頂は禿げ上がり、頭側面の髪を集めて後ろに回す。大きな耳は後ろに吊り上り、禿げ上がった額に皺を寄せる。
 足は二つ爪の偶蹄目に分類される動物であるのも、四天王の邪鬼の同種である証明である。褌一丁の裸身を晒す。禿げ上がった頭からすると、相当の年齢の鬼なのに、鍛えた裸身を晒して頑張る。

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