仏像名

 あみだにょらいりゅうぞう

清水寺(保科)
制作年代

重文
平安時代

阿弥陀如来立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、
漆箔、

樹 種

像 高

160cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

 清水寺の他の諸像と共に奈良県から移されたもので檜材寄せ木造りの漆箔(しっぱく)像である。像高は161p。古式の手法をとり、木寄せは体の正中線で矧()ぎ、螺髪(らほつ)は彫り出し、目は彫眼とする。両肩・手首・足先を矧ぐのは一般の木寄せに従っている。
 頭部の肉髻(にっけい)は丸く形よく、また細かな粒の螺髪を整然とそろえ、髪際は一文字にする。ほおの張りは少ないが、目を半眼に開き、心を集めて乱さない如来の表情は藤原末期の弥陀像に見られるもので見事である。
 特にこの像は体躯(たいく)が優美で、自然の弧を描く肩の曲線が美しい。また、肩から下がる衲衣は襟元を大きく開いて腰上でまとまり、さらに中央を垂下するが、ひだの彫りは浅く稜(りょう)立てず、衣を通して肉身を感じさせる彫技が優れている。
 藤原時代末期の典型的な阿弥陀如来で、松代町西条の西楽寺の阿弥陀如来像に近く、地方作のものには見られない優美な像である。
「長野市教育委員会」ホームページの解説より 2014年3月

 桧材寄木造り漆箔像で、地方作には見られない優美さが特色です。
「阿弥陀山護国院 清水寺」より 2014年3月

私 の 想 い

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