仏像名

 せんじゅかんのんざぞう

清水寺(保科)
制作年代

重文
平安時代

千手観音坐像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、
彩色、

樹 種

像 高

138cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

 両像とも若穂保科の清水寺にあり、奈良県から移されたものである。千手観音菩薩像は像高139p。頭・体とも一木から彫り出した古式の一木造りで、背部にわずかな内刳()りを施し、ひざ前を横矧()ぎにしている。化仏(けぶつ)は植え付けだが彫眼で、瓔珞(@ようらく)・腕釧(わんせん)(腕輪)・臂釧(ひせん)も彫り出しにし、毛筋はまばら彫りとする。
 ひざは厚めで翻波式(ほんぱしき)衣文(えもん)が見られるが、彫りは浅い。顔がやや長く、体部は抑揚のない筒形で、平安時代後期の作と考えられる。体部の優しさ、弧を描く両眼と微笑をたたえるかのような表情は独特で、ほかの像には見られないものである。
注@ 瓔珞(ようらく)……珠玉を金鎖・紐などで貫いた装身具。広い意味では荘厳の具
「長野市教育委員会」ホームページの解説より 2014年3月

 一木造りで、像高138cm、藤原時代中期のものと言われ、体部の優しさ、弧を描いた長めの両眼と微笑みをたたえるかに見えるお顔は他の像に見られない独特のものです。
「阿弥陀山護国院 清水寺」より 2014年3月

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