仏像名

 やくしにょらいざぞう

清水寺(保科)
制作年代

重文
平安時代

薬師如来坐像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、

樹 種

像 高

84cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

 清水寺の古仏像群のひとつで、奈良県から移されたものである。
一木造りで像高84.5p。薬師如来坐像一般の姿をしており、左手をひざの上におき、手のひらに薬壺(やくこ)をのせる形をとり、右手はひじを曲げて手のひらを前方に向け五指を伸ばし、結跏趺(けっかふ)()する(座禅の座り方)。
 造像法は同寺の千手観音坐像と同じく古式で、背面から後頭部におよぶ内刳()りを施し、背板をあてている。
 また、その作風も千手観音坐像と似通う点が多く、衣文(えもん)の彫り口が粗いこと、ひざ前の翻波式(ほんぱしき)衣文のたたみ方や裳()先を厚めに小さく三角形にするところなどは全く同じである。
 この像は頭部と肉髻(にっけい)部の区別がはっきりとせず、横から見ると髪部が額を覆って特異な形をしている。全体がずんぐりして綿帽子をかぶったようで異様である。
 年代はやはり千手観音坐像と同じく、藤原時代中期ごろのものと思われる。
「長野市教育委員会」ホームページの解説より 2014年3月

 一木造りで、造像法は千手観世音像と同じく古式であり、藤原時代中期のものと考えらています。
「阿弥陀山護国院 清水寺」より 2014年3月

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