仏像名 |
あみだにょらいざぞう |
真光寺 制作年代 |
重文 鎌倉時代 |
|||
阿弥陀如来坐像 |
||||||
様 式 |
建仁三年(1203) |
|||||
俗称又 は愛称 |
|
製作材質 |
木造、 漆箔、 |
樹 種 |
|
|
像 高 |
124cm |
製作者 |
□海作 |
安置場所 |
収蔵庫 |
|
|
開扉期間 |
|
||||
解 説 |
||||||
中尊 阿弥陀如来像 (国・重要文化財) 総丈274cm
仏丈125cm 台座の高さ96cm 像内背部に墨書にて下記の銘がある。 奉造立阿弥陀如来一体並菩薩二体 信心大檀那滋野兼忠女大施主橘氏 二女滋野□□殿 所生男女君□嫡女滋野氏 五男滋野□□殿 嫡男滋野茂 三女滋野□□殿 二男滋野次郎殿 建仁三季二月十日□□ 三男滋野兼師殿 大仏師僧□海 四男滋野万蔵殿 仏師僧栄海 像内の造立銘によって、鎌倉時代の初頭に滋野氏一族の発願によって造立され、大仏師僧□海、仏師僧栄海の手で刻まれたことを知りうる。信州造仏の一典拠となる重要な作例である。中尊は上品下品生印を結ぶ通形の阿弥陀坐像であるが、螺髪はあらく大きく、地髪部は張り、両眼も大きく、両頬が豊に張って、面相はなかなかに勁い。体貌も肩の張り、膝張を堂々と大きく造った像には、よく安定して力がある。とくに左肩下がりや膝前の衲衣の衣文は幅広く、しのぎ立った衣褶を刻みつけて、ほとんど粗豪にみえるほどに勁く、鎌倉彫刻の新様式を示している。 昭和十二年本三尊仏は国宝に指定され解体修理が行われた。現在は国の重要文化財の指定を受けている。 「曹洞宗 西牧山 真光寺」縁起より 2013年12月 |
||||||
私 の 想 い |
||||||
右手は肘をVの字に折り、手首を返して手の平を正面に向ける。親指で人差指を摘まみ、施無畏印である。左手は肘を曲げ、右足を上に組み上げた結跏趺坐の右足裏に左手甲を着けて乗せる。やはり、親指で人差指を摘まみ、与願印の印相である。右手と左手で阿弥陀九品印の一つの上品下生印といい一番良く観る阿弥陀如来の来迎印の一つである。 |
|