仏像名

せいしぼさつりゅうぞう

真光寺
制作年代

重文
鎌倉時代

勢至菩薩立像

様 式

建仁三年(1203)

俗称又
は愛称

製作材質

木造、
漆箔、

樹 種

像 高

153cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 脇侍 勢至菩薩像(国・重要文化財)
 総丈191cm 仏丈153cm 台座の高さ33cm
 勢至像は中尊とほぼ同じころの制作と思われるが、作風はむしろ古風で高髻の形や天冠台の下の地髪部の刀法が鋭くしのぎ立っているのを除けば、面相も体躯も全く藤原流であり、その点中尊の剛健な作風をひときわ目立たせしめる作者の意図があったのか、または中世他堂のものを組合せて三尊一具としたものか決し難い。国の重要文化財に指定されている。
「曹洞宗 西牧山 真光寺」縁起より 2013年12月

私 の 想 い

 はじめに、断りをして措かなければなりません。
上記の解説文は、寺で頂いた縁起をそのまま載せた文です。画像はそれなりのものから引用しました。
 右手は肘を伸ばしそのまま手を下に降ろし、手の平を正面に向ける。親指で中指を摘まみキツネの指型である。左手は肘を折り、手を前に出し、手首を返して手の平を正面に向ける。親指で中指を摘まみキツネの指型である。
 まさに左右対称形の姿勢であり、指型である。これは昨日紹介した興福寺仮金堂の薬王像も薬上像も全く姿勢も指型も対称形である。この薬王像も薬上像は仮金堂の釈迦如来像に仕えているので、この名前になっているが、元々は日光像・月光像だったのだ。

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