仏像名

ふりがな 11めんかんのりゅうぞう

置恩寺
制作年代

    重文
平安時代

十一面観音立像

様 式

俗称又は愛称

製作材質

木造
古色

樹 種

像 高

172cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

私 の 想

 右手は脇を開けて肘をくの字に折って、手首を折って手の平を正面に向けている。右の太腿の前で、親指をくの字に内に折って、人差指と小指を真直ぐに伸ばし、中指と薬指は軽く丸く内に曲げて、その指の美しさは、聖林寺の十一面観音にも勝るとも劣らない。細くしなやかな指である。
 右手は少し肘を張った感じで、直角に肘をおり、水瓶を持つ。右手の指はしっかりと五指で、水瓶の一番細くなった首の部分を握る。握った指の関節の部分は、2本の線で刻んで表現している。
 右手首から肘に架けての右手の表現に、この像の全てが現われている。身体全体もこのしなやかさに集約されている。
 お顔は一重瞼の美人で上唇が厚く、下唇を小さく刻んでいる。この十一面観音像は、私の中のどなたに例えようかと想いをめぐらす。
 一重瞼の美人は誰れだろうか。群馬出身の美人歌手がおりました。由紀さおりさんです。
「今回の仏像観て歩き2で二回目の無住の寺です。これからも何回か来ようと思っておりますので、よろしくお願い致します」
と、申し上げる。
「よろしくね」
と、あの由紀さおりさんのかすれた声で返事をされる。
「こちらこそ」
と、見上げると微笑んでくれる。
「写真を撮らして頂きました。しばらくは、この写真でお眼に掛かる事にします」
好く撮って頂戴ね」
「素人なので、上手に撮れませんが、楽しみです」

十一面観音立像画像一覧その2
十一面観音立像
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十一面観音像の考察