仏像名 |
あみだにょらいりゅうぞう |
新光明寺 |
重文 |
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阿弥陀如来立像 |
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様 式 |
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俗称又 |
製作材質 |
木造、漆箔、 |
樹 種 |
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像 高 |
99cm |
製作者 |
安置場所 |
別院本堂 |
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開扉期間 |
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解 説 |
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本像の着衣の形式は、同じく快慶作の奈良・西方寺の阿弥陀如来像と極めて近似している。また、両手の来迎印は、通常と違い、京都・遣迎院像と同様に一・三指を捻じっている。また、体は正面を向いているが左足をわずかに踏み外して立っている。 高さ約1mの阿弥陀如来の立像で、一つの材で頭部と体部を彫ってた後に、体部は耳の後ろを通る線で前後に割り、干し割れ防止のために内側を刳り貫いて再び矧ぎ合わせ、更に背中に一枚の板を矧ぎ付けています。頭は首の部分で割り離してから挿し込み、眼球には水晶で表す玉眼嵌入と呼ばれる手法を用いています。その他にも両肩、両腕、両手等が別の材で作られています。また奈良国立博物館によるX線写真では、像内に水晶を嵌め込んだ木製の五輪塔が納められていることが確認されています。 |
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私 の 想 い |
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第五十九回「仏像観て歩き」で静岡県を選んだのは、拝観する機会も少ないのもあるし、慶派の実慶の作品を観ると言う事で、函南仏の里美術館も瑞林寺もこの新光明寺も拝観する事になりました。 11)飛雲もあるようだが、拝観した作例が少ないし、画像でも確認出来ないために結論出来な 以上が特徴的な点を、部位や箇所と事項を列記しました。 本像の解説では、奈良・西方寺を書いているが、確かに西方寺像には左胸から左肘に一枚の袈裟の一部が捲れたように出ている。この袈裟の一部がこのように描かれているのは、西方寺像のみで、それ以後のものにはない。もう一つ、4)で触れなかった点で、左襟の描き方である。 |
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