仏像名

ふりがな あみだにょらいざぞう

願成寺
制作年代

    重文
平安時代

阿弥陀如来坐像

様 式

俗称又
は愛称

会津大仏と呼ばれている。

製作材質

木造.漆箔玉眼

樹 種

像 高

240cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 脇侍の観音・勢至菩薩が跪坐し、来迎の姿勢を強くあらわす。京都の三千院の阿弥陀三尊と同様の、いわゆる来迎形式の阿弥陀三尊像。
 来迎三尊像には坐像と立像があり、平安後期から鎌倉時代にかけて流行した。通常、観音菩薩は蓮台を捧げるが、今は失われている。三尊ともに寄木造り。玉眼入り。
「古寺をゆく 勝常寺と会津の名刹」より 小学館 2001年

私 の 想 い

 右手は脇を締めて肘をV字に折り、前に出し手の平を正面に向けて、親指で人差指を摘まんで上品印である。手の平は幾分、外に開き気味である。
 左手も脇を締めて、肘を折り前に出して吉祥座に組上げた、右足裏に手の甲をつけて、親指で人差指を摘まんだ上品印である。両手とも親指で人差指を摘まむ上品印で、両手を離して構える来迎印であり、上生で上品上生の阿弥陀九品印である。
 穏やかなお顔の阿弥陀様である。落ち着いた雰囲気の阿弥陀三尊をこの会津の地に発見したという新たな感動を覚えます。徳一上人以後に栄えた会津の仏教文化とそれを継承する会津の人々にエールを送りたい。

阿弥陀如来坐像画像一覧その1
阿弥陀如来坐像画像一覧その2
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