仏像名 |
でんきっしょうてんりゅうぞう |
成島毘沙門堂 |
重文 |
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伝吉祥天立像 |
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様 式 |
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俗称又 |
製作材質 |
木造、 |
樹 種 |
ケヤキ |
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像 高 |
181cm |
製作者 |
安置場所 |
毘沙門堂 |
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開扉期間 |
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解 説 |
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頭の上に、二頭の象をおいている姿は、まことに変わっている。尊名は、直ちに決定しかねるが、いずれ九世紀ごろに入ってきた密教の尊像の一つであろう。 ケヤキの一木造。二臂以外は失われているが、もとは多臂で、頭上に2頭の象の頭部を表す。象と吉祥天の関係は、吉祥天曼荼羅などに見られる。頭体ともに重厚だが、表情は穏やかで優美さを備える。 ケヤキ材一木造りで、背面から内刳りを行う。もと十八本の腕を配したとみられるが、真手以外は全て失われている。太造りの体躯と相まって、当初は迫力ある姿であったことだろう。頭上に六牙の象頭二頭を表す点は類例がなく、当初の尊名は不明であるが、右膝をゆるめ腰を捻る立ち姿は、変化観音を思わせる。 |
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私 の 想 い |
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東北美人の典型を見るようで、まことに麗しい。髪型に特徴があって、三つに束ねており、現代の髪型よりもかえってモダンな感じである。 1)太いお腹をしていること。 2)腰に締める紐がどれ位お腹に食い込んでいるか。 3)美人であること。 4)母親然としていること。 5)叔母様度が高いこと。 6)子孫繁栄、五穀豊穣の神に相応しいこと。 |
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成島毘沙門堂所蔵仏像 |
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