仏像名

 あみだにょらいざぞう

浄光明寺

制作年代

重文

鎌倉時代

阿弥陀如来坐像

様 式

正安元年(1299)

俗称又

は愛称

 

製作材質

木造、金泥

玉眼

樹 種

 

像 高

141cm

製作者

 

安置場所

収蔵庫

 

開扉期間

 

解 説

 中尊は運慶様で逞しく、粘土を型抜きした土文装飾が施される。両菩薩は繊細優雅な宋風彫刻。

「日本の仏像 高徳院鎌倉大仏と鎌倉の古仏」より 講談社 2007年

 

私 の 想

 上品中生の阿弥陀九品印を結ぶ。右手、左手を胸の中央で、指先を上に向けて上品印を結んでいる。

 眼には玉眼が入れられている。案内の人が、照明の蛍光灯の明かりを消して、玉眼の変化を魅せてくれる。中央のご本尊を挟んで、聖観音像と勢至菩薩像は、左右対称の姿をしている。

 平成21年12月の第二十四回「仏像観て歩き」で二度目の拝観をしました。

九品印の両手指先を上に向けた形を中生印という。または、この形を説法印ともいう。広くは説法印であり、阿弥陀如来の九品印では、中生印というのでしょう。

 両手とも、親指で人差指を摘まんで指先を上に向ける。上に向けた指先から炎が起ち昇り、指先も揺らいで観える。

 

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