仏像名 |
とばつびしゃもんてんりゅうぞう |
教王護国寺 |
国宝 |
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兜跋毘沙門天立像 |
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様 式 |
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俗称又 |
製作材質 |
木造、漆箔 |
樹 種 |
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像 高 |
189cm |
製作者 |
安置場所 |
宝物館 |
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開扉期間 |
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解 説 |
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平安京造営の時、東寺と西寺の二つの大寺が建てられた。両寺は、いずれも遷都直後に造営に着手し、天長元年(824)には、弘法大師空海が造東寺所別当となり、その翌年には、教王護国寺と寺号を新たにして、真言密教の道場としての基礎が固まった。 四天王のうち多聞天が単独で造られると毘沙門天と呼ばれるが、兜跋毘沙門天はその中で、地天女の掌の上に立つ形式のものを呼ぶ。この像は中国で造られたと考えられるが、その姿は特異で、鎖を編んで作られる裾長の金鎖甲をまとい、腕には海老の甲のような籠手を着ける西域風である。宝冠の正面には鳥、左右には武装像を表す。両目の瞳には黒色の別材が嵌め込まれる。左の瞳は目の中心にあるが、右は目頭よりにあり、視線を左下方に向ける。今は失われた、左手に持つ塔を見ると思われる。口をわずかに開いて上歯列がのぞく。胸甲には鬼面を左右各一つ表す。両肩には歯牙を剥き出しにする獅子が表され、やはり瞳には黒色の別材が嵌め込められる。地天女は雲から現れ、その向かって右に尼藍婆、左に毘藍婆の二鬼が従う。それらの瞳にも黒色の別材が嵌められる。 |
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私 の 想 い |
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有名な外国製の国宝、兜跋毘沙門天である。目鼻立ちはやはり外国人風である。腰の位置の高い脚の長い人である。地天女は力があり、両手を開き気味に支えている。 |
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宝物館所蔵仏像 |
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千手観音菩薩立像 | 僧形文殊菩薩坐像 | 地蔵菩薩立像 |
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