仏像名

 じごくてんりゅうぞう

立花毘沙門堂
制作年代

    重文
平安時代

持国天立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、
素地、

樹 種

カツラ

像 高

163cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 平安時代後期の中央の作風を示す。堅実で優美な像。寄木造の技法とあわせ、中央仏師の作とも推定される。2像は、ほぼ左右相称の形をとる。
「日本の仏像 勝常寺薬師三尊とみちのくの仏」より 講談社 2008年

私 の 想 い

 右手は脇を開け、肘を横に張り、くの字に折って右腰辺りで人差指を立てて構える。俺が一番とでも言いたいのだろう。左手は肘を肩の高さに横に上げ、手を真上に上げて手首を内側に捻り、戟を持っていたのだろう。本尊の前で増長天と二体で、左右対称形になる。太い縄の褌をしている。
 邪鬼は正座すわりをして前のめりになり、腰の位置と背中が平になっており、主人に従順である。
 平成24年5月に第五十八回「仏像観て歩き」東北編で「仏像観て歩き」の仲間と訪問したときには、次のように書いている。
 東北の四天王像の特徴は総じて邪鬼に対して、主人の像が優しく接している。更に丸っこく、ふっくらとして熊の縫いぐるみのような姿が多い。
 この邪鬼と主人である四天王像との関係を主人が邪鬼に対する虐待の度合を1〜5の5点法で表し、邪鬼が主人に対してどの位の従順であるか、これも5点法で表して観た。

       虐待度 従順度
岩手・立花毘沙門堂

持国天像    1   5

増長天像    1   5

福島・勝常寺

持国天像    1   5

増長天像    1   4

広目天像    1   4

多聞天像    1   5

黒石寺

持国天像    2   5

増長天像    1   4

広目天像    3   4

多聞天像    2   4
という度合になった。虐待度1は極めて優しいし、従順度5は極めて主人に従順である。このように両者の関係は極めて良好である。強いて言えば、黒石寺の広目天像のみが3が着くのみである。3は普通ということでそれ程虐めている訳でもない。この方法で調べて、高得点の四天王像は、奈良・霊山寺の持国天像の5 2である。

持国天立像画像一覧その1
持国天立像画像一覧その2
持国天立像画像一覧その3
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