仏像名

ふりがな ろくぼさつりゅうぞう

称名寺
制作年代

重文
鎌倉時代

弥勒菩薩立像

様 式

建治二年(1276)

俗称又
は愛称

製作材質

木造、金泥、切金文様 玉眼

樹 種

像 高

194cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

 髻を高く結い上げ、側面から見ると鎌倉大仏(高徳院阿弥陀如来坐像)と同じような猫背となり、表面はやや白っぽい金泥塗りに切金文様を施し、これも当初の荘厳の様子を良く残す台座上に光背をともなって立つ。
 本像には、法華経や複数の願文をはじめ、切金道具となり、表面はやや白っぽい金泥塗りに切金文様を施し、これも当初の荘厳の様子を良くされる竹管や、舎利容器など、多数の像内納入品が籠められ、その造像背景をうかがい知ることが出来る。
「金沢文庫の仏像」より

私 の 想

 右手は肘を伸ばし、真直ぐに下に降ろして、指先を下に手の平を開き正面に向ける。左手は脇を締めて肘を折り、手首を返して手の平を正面に向ける。蓮華の蕾の茎を持つ。
 親指と中指、薬指で作った丸の中に茎を通して、人差指を立て、茎に沿わせて持つ。小指は立てている。
 衣の長い裾が足元に垂れ下がる。七段の蓮弁の蓮華台に立つ。光背には五対の飛天が配され、頭上の位置に宝塔が配される。唇には朱を差している。

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