仏像名

ふりがな あみだにょらいざぞう

法金剛院
制作年代

重文
平安時代

阿弥陀如来坐像

様 式

大治五年(1130)

俗称又
は愛称

製作材質

木造
漆箔

樹 種

像 高

224cm

製作者

院覚作

安置場所

本堂

開扉期間

解 説

 平安時代 西御堂の本尊で、藤原仏を代表する丈六阿弥陀如来、院覚の作で蓮弁の彫刻は誠に豪華である。(古くは定朝の三阿弥陀といわれた。平等院、法界寺)
「律宗 五位山 法金剛院」縁起 少冊子より 2009年

 大治五年(1130)待賢門院発願で、西御堂本尊にあたるとされる。表情や衣文線などに少し硬さがあるが、光背二重円相部の透彫り、台座の蓮弁に彫り出された宝相華文などは、繊細で美しい。
「日本の仏像 仁和寺阿弥陀三尊と御室」より 講談社 2007年

私 の 想 い

 平成21年10月に京都・滋賀「仏像観て歩き」を「仏像観て歩き研究会」の仲間と一緒に拝観旅行を行いました。その時が最初の訪問となりました。
 上品上生のゆったりとしたお姿の阿弥陀様である。法界寺の阿弥陀様よりも少し年長ではないかと思います。次代を担う阿弥陀様として、期待が掛かります。
 京都・平等院、法界寺、法金剛院の阿弥陀如来坐像を定朝の三阿弥陀というのだそうである。平等院と法界寺は国宝に指定されています。この法金剛院の阿弥陀如来坐像は、重要文化財の指定である。それだけに、人気の面ではハンディがある。
 しかし、雰囲気もあり、国宝に負けない美しさも若さもある阿弥陀様であり、これからも京都に来た時には、必ず拝観しますと言ってしまいました。

阿弥陀如来坐像画像一覧
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