仏像名

ふりがな ぎえんそうじょうざぞう

岡寺
制作年代

国宝
奈良時代

義淵僧正坐像

様 式

俗称又は愛称

製作材質

木心乾漆造
彩色

樹 種

像 高

93cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

 これは岡寺を開いた義淵の肖像と言われるが礼拝的な意味が極めて強く、たとえば耳朶は仏像のように貫通し、顔付きにも個性的なところが少ない。
 像全体に見られる干割れは、乾漆造りのためである。
「日本の美術 肖像彫刻」 至文堂 1967年より

私 の 想 い

 岡寺ではなく、奈良国立博物館でお会いした。右手は脇を締めて肘を伸ばして、右膝頭に手首を置き、手の平を下に向けて、影絵のキツネの印相である。
 左手は右手と反対に左膝頭に手首を置き、やはり、キツネの印相で甲を下にした右手と反対である。左足前の降摩座に座る。
 お顔の皺に苦労が滲む。眼は垂れ眼のやさしい表情である。鎖骨が現われ洗濯板の胸である。

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