仏像名

ふりがな にょいりんかんのんざぞう

岡寺
制作年代

    重文
奈良時代

如意輪観音坐像

様 式

俗称又は愛称

製作材質

塑像
彩色

樹 種

像 高

458cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

 飛鳥の寺は多いが、古い像を本尊とする寺はごく少ない。岡寺はその少ない例の一つである。この丈余の巨像如意輪観音を本尊とする。岡寺は白鳳のころ義淵僧正の創建とも、その弟子弓削の道鏡の建立ともいう。
  この像が塑像であるので製作年代を白鳳創建ころとする説もあるが、頭部のやや扁平な様子、強い目鼻立ちは奈良末からこの時代にかけての作と見られる。頭部以外は後世の修理がはなはだしい。
「仏像ガイド」 美術出版社 1968年より

私 の 想 い

 右手は脇を開けて肘を折り、前に出して手首を返して手の平を正面に向けた施無畏印をされている。
 左手は脇を開けて肘を折り、手の甲を左膝に置く。左足を前にした降摩座で座る。左足の甲が前面に見えるところで、完全に組み上がっていない。
 大きな仏像で、しかも大きなお眼をして正面を見据える。目線が我々の頭の上を通るので、それ程怖いとは思われないが、もし目線と同じ高さで見られたならば、本当は怖いのではないだろうか。

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如意輪観音坐像
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如意輪観音の考察