仏像名

ふりがな そうぎょうざぞう

黒石寺
制作年代

    重文
平安時代

僧形坐像 (伝慈覚大師円仁坐像)

様 式

俗称又
は愛称

慈覚大師円仁

製作材質

木造、
彩色

樹 種

カツラ

像 高

67cm

製作者

安置場所

開扉期間

解 説

 円仁が瞑想したという、黒石寺背後の大師山の堂に安置されていた。膝裏の墨書銘から永承二年(1047)、に造られたことが判る。現在は落ちているが、当初は衣の表は朱、裏側は緑青、胴は肌色に彩色されていた
「古寺を巡る 中尊寺」より 小学館 2007年

 カツラ材一木造で、両脚部に別材を矧ぐ。頚部には仏像の特徴である三道を表わす。八幡神のような僧形神像や地蔵菩薩像の可能性が考えられているが、厳しい顔立ちや、右肩の衣を外し、両足先を袈裟で隠すといった表現は、神像の特徴と考えたい。あるいは近在の石手堰神に関わる像であろうか。
 膝裏には前九年の役に近い頃の年紀が記されるが、当時この地域は奥六郡と呼ばれ、安倍氏の支配下いあったとされる。中央からは俘囚と呼ばれた、在地の人々による信仰の姿を考えさせる像と言えよう。
特別展「平泉 みちのくの浄土」展より 世田谷美術館 2009年

私 の 想 い

 右手は肘をL字に折って前に出す。手の平を上にして五指を軽く握る。左手は脇を締めて肘を折り、前に出してグーを握る。左の胸の前で宙に浮く。僧形であるから当然に剃髪である。修行の途中か、お勤めの最中か、無念無想の境地でお眼を瞑る。
 袈裟の紐が左肩に架かる。左の背中にも袈裟の紐の結び目が大きく観える。外人っぽい風貌でもある。坐禅の間からは、いずれの足も衣で隠れて見えない。

 先日は、サントリー美術館で智証大師(円珍)様にお会いして来ました。慈覚大師(円仁)様は、円珍さんの兄弟子である。二人は最澄さんの一番、二番の弟子である。

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