仏像名

ふりがな  にっこうぼさつりゅうぞう

神護寺
制作年代

重文
平安時代

日光菩薩立像

様 式

俗称又は愛称

製作材質

木造
古色

樹 種

像 高

151cm

製作者

安置場所

金堂

開扉期間

解 説

本尊薬師如来像の厨子外の左右に安置されている仏像が日光・月光菩薩像である。現在古色を呈しているがこれは後世の補彩であり、もともとは白木の一木造である。 細く眠っているように見える目や頬のこけた面相は、鎌倉末期の作風の特徴である。
「高雄山 神護寺」より

私 の 想

右手は真直ぐ下に降ろして、蓮華の茎の元を押さえる。左手は脇を締めて肘を深く折って前に出し、茎の中頃を持つ。人差指を除く四指で茎を握る。茎は左手の先に更に伸びて、花を付けている。細面のお顔の方である。五段連弁の蓮華台に立つ。
 右足を一歩踏み出そうとして、膝を折り曲げた瞬間を捉えた動きのある仏像である。胸長い像で、頬の長い顔をしている。やはり時代、作者を異にした本尊からすると見劣りは隠せない。

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