仏像名

ふりがな　ぐはりみだざぞう

当麻寺
制作年代

　　　　重文
平安時代

紅玻璃弥陀坐像

様　式

俗称又は愛称

製作材質

木造
漆箔

樹　種

欅

像　高

１０４ｃｍ

製作者

安置場所

講堂

開扉期間

解　説

　紅頗梨秘法の本尊で古くから知られるが、宝冠や植付の螺髪が失われ、頭部は奇抜な形を示している。欅材の一木造りで、内刳りしており、表面には漆箔が施されている。
　袈裟を通肩に着けるが胸元を大きく開き、手は臍前にて定印を結ぶ。どっしりした重量感と安定感があり、実に堂々としている。
「阿弥陀仏彫像展」　奈良国立博物館　１９７２年より

私 の 想 い

羅髪の無い、阿弥陀様の印相の上品上生印を組んだ坐像である。ゆったりと座禅を組んで眠っているようでもある。
　無念無想とは眠っているような境地かもしれない。