古寺巡礼
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仏像観て歩き 奈良編4

名  称

ふりがな

たいまでら

当麻寺

俗称又は愛称

北葛城郡当麻町当麻1263

最寄駅

近鉄南大阪線
当麻寺

開  祖

沿   革

当麻寺は推古天皇二十年(612)に、用明天皇第三皇子麻呂子親王が御兄聖徳太子の教えによって創建された。
 最初は「萬法蔵院禅林寺」と号したが、親王の孫になり「当麻氏」と称したことにより後世に当麻寺と寺号を改めた。
 大和と河内の境界をなす二上山の東麓にあり、中将姫ゆかりの蓮糸大曼荼羅や天平時代の東西両塔、日本最古の白鳳時代の梵鐘や石燈籠などでも知られる大和の代表的な古寺です。
 創建当時は弥勒仏を御本尊として金堂、講堂を中心とした三論宗を奉じていましたが、平安時代後期になると浄土信仰が活発になり当麻曼荼羅を御本尊とする仁王門、曼荼羅堂奥院を中心に東西を軸とする寺に展開しました。
 現在は浄土宗と真言宗の二宗で護持されている珍しいお寺です。
「当麻寺」より

近鉄当麻寺駅から二上山に向かって行くと、その裾に当麻寺がある。一本道をずんずん進んで登って行くと三重塔が段違いに見えて来る。道の両側の家々の小綺麗さに驚く。これと言った産業も無いのにと、不思議に思える位である。この土地の気質なのだろうか。それとも元来この土地の人々は金持ちなのかも知れない。
 桜の花が終わり、この寺の有名な牡丹の花には、まだ早い。短い一時期ではあるが、それほど人出のない時が今頃である。若葉が芽吹いたばかりで、薄緑色が眼に付く位で、新緑の頃とまでは至っていない。薄緑色の木間から見える三重塔は青空を突き刺すように立っていた。
 平成17年4月の「仏像観て歩き2」では、次のように記述している。
次は当麻寺に行くのだが、道を探すのにうろうろする。この王子町では、今回信用金庫を探すのに、法隆寺の斑鳩町からこの王子町まで来たのだ。
 当座必要な額だけを降ろして使っているので、無くなると降ろそうと信用金庫を探すのだが、その信用金庫がなかなか無い。
 この王子では、それらしきバイクの人に、信用金庫はどこですかと尋ねると、真後ろですだと。
 本当に奈良は信用金庫が少ない。降ろす度に違う銀行で105円の手数料を取られるのも癪に障る。ついつい遠くまで信用金庫を探して仕舞う事になる。
 ようやく168号線を探し当て途中のめしやで、早めしを摂る。さばの味噌煮、野菜サラダ、鮭と菜のマヨネーズ和え、大めし、味噌汁も頼んだのだが、暖めて持って来るのだろうと、思って食べて居る内に食べ終えてしまった。550円なり。
 当麻寺は、今回で4,5回目である。牡丹の有名な寺でその時期にも一度来た。寺の裏に車を止めて、傘を差して遠回りをして、正面から入る。
 本堂、金堂、講堂と回ると調べたい仏像全部終了となる。詳細は「仏像観て歩き」の個々の仏像に譲るとして、ここの四天王像には、髭が着いている。髭の四天王でしかも風格がある。四天王は本尊の四方の守護神として存在するので、どうしても武器や形相で威嚇する事が多い。
 ところが、ここの四天王は、バッキンガム宮殿の衛兵宜しく、変化無く立って居るだけで、味わいがあり、風格がある。人もこう在りたい。
 牡丹にはまだ二週間早いという。早咲きが咲き出したところだと雨の中を草むしりしていたおじさんはいう。
「今年は遅いが、年々早くなって来ている。温暖化だろうね」
と実感がこもっている。
 そして、「仏像観て歩き2」での2回目の訪問では
次に当麻寺に行くが、牡丹は時期を4〜5日遅かった。たくさんある中の幾つかを撮って見ました。この前に来た時に、植木職人さんが言っていた通り、十日位が一番だったのだろうが、二週間が過ぎていた。
「新緑の梢に見える両塔」
とか「当麻寺2」とかと工夫のアングルを入れて見た。




当麻寺画像一覧その1 当麻寺の写真が楽しめます。
当麻寺画像一覧その2 当麻寺の写真が楽しめます。
当麻寺花華一覧その1 当麻寺の花々が楽しめます。
当麻寺花華一覧その2 当麻寺の花々が楽しめます。
当麻寺花華一覧その3 当麻寺の花々が楽しめます。
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所蔵仏像
弥勒仏坐像 持国天立像 増長天立像 広目天立像 多聞天立像
阿弥陀如来坐像 阿弥陀如来坐像2 地蔵菩薩立像 妙幢菩薩立像 紅はり弥陀坐像
十一面観音立像1 十一面観音立像2 吉祥天立像

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お礼とお詫びとお断り
当寺の記述を最後まで、ご覧頂きまして誠にありがとうございます。
厚く御礼申し上げます。下記の通り、お詫びとお断り申し上げます。

1.        仏像の写真を紹介出来なかった事です。勝手に掲載しませんでした。
2.        絵葉書、仏像解説書、国宝写真集等々で、有名な仏像については、ご覧になれる機会は多いと思います。
3.    それ等をご覧になりながら、もう一度ここにお越し下さい。 また、別の仏像の楽しみ方が出来ると思います。

4.        ここでは、国宝と重要文化財の指定を受けている仏像を紹介しております。
5.
   「国宝・重要文化財大全」彫刻 毎日新聞社 1998年より選定しました。
6.        像高も上記大全のものを小数点以下切捨てで、記載しました。寺や解説書等と多少違うかも知れません。
7.        掲載した「沿革」と「解説」は寺から頂いた資料や手持ちの解説書からのものを掲載しております。

8.        一番は、実際に寺に行ってご覧になることです。
9.    一つでも好きな仏像を決めて、訪ねると一層「仏像観て歩き」が楽しくなります。      以上