仏像名

ふりがな にょらいけいりゅうぞう

天台寺
制作年代

    県文
平安時代

如来形立像1

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、
素地、

樹 種

像 高

178cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 ほぼ同じ如来像が2体あって、寺伝では薬師如来、阿弥陀如来とし、ともに慈覚大師の作と伝えられています。素木のままで、衣のひだも殆んど彫らず平滑に仕上げているのは神像彫刻に通じるものです。土俗的に面貌と霊木そのものの存在を感じさせる素木のままのこのお像は重厚な神秘「性に満ち満ちています。
 桂材一木造、内刳りなし。両肘先と右足先を欠失。内髯相。螺髪は彫出せず。彫眼、耳朶不環。三道彫出。大衣を偏袒右肩につけ、左右両腕を屈臂して、ほぼ直立する。眉・眼・唇・髯などに墨朱を施す。衣褶は殆んど彫らず平滑とする。

像高178cm  耳〜耳20cm  腹奥28cm

頂〜顎33cm  面奥23cm   腰奥29cm

面長17cm   肘張55cm   裾張43cm

面幅16cm   胸奥21cm
「みちのくの霊山 桂泉観音 天台寺」より 岩手県立博物館 昭和62年3月

 天台寺には見紛うほどよく似た如来像が二躯あり、本像はそのうちの一躯。東北地方では二体一対の神への信仰が根強く、二躯にその影響をみる説がある。また、同寺が熊野・ 出羽三山信仰で栄えたため、二躯がこれらの本地仏の薬師と阿弥陀の二如来の可能性もある。いずれにせよ、先窄まり気味の頭頂部、長く伸びた目や厚い唇がつくる表情は個性的で、像の印象を際立たせる。また、控え目だが表面にノミ目があり、興味深い。カツラの一材製。「特別展 平泉 みちのくの浄土」世田谷美術館より 平成20年11月

私 の 想 い

 この天台寺には如来形立像が二躯存在するのである。全く良く似ており判別するのに苦労する。この如来形立像1の像は先年、世田谷美術館に遣って来た。
 像高178cmを如来形立像1にし、像高177cmを如来形立像2とした。
そこで私なりに考えました。

違う場所    如来形立像1     如来形立像2

左胸の衣の襞  全くなく平滑     細かい襞が何段か下に

左袖の手の孔  少し小さ目      少し大き目

右足先     半分欠く       全部ある。
と云う位の違いしか見つからない。
 堂々とした体格で猫背にして立つ姿は、雪降る中で屋外に出て家族の帰りを待つ母親の姿である。風貌といい頭の形もそれにぴったりである。

如来立像1画像一覧その1
如来立像1画像一覧その2
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