仏像名

ふりがな　はいらりゅうぞう

新薬師寺
制作年代

奈良時代

波夷羅立像

様　式

俗称又
は愛称

文化庁の指定は
宮毘羅

製作材質

塑造
彩色

樹　種

像　高

１５６ｃｍ

製作者

安置場所

本堂

開扉期間

解　説

私 の 想 い

　弁慶の仁王立ちという言葉は、こうした恰好を指す言葉であろう。弁慶は平安後期の人だ、この像は天平時代だ。そうしたら、因達羅の仁王立ちという言葉になる。どうも、ぴんと来ない。
　仁王様のように雄々しく、威圧感に満ちた姿で敵軍を圧倒することが、この姿勢の意味である。弱々しい貧弱な体躯でも、この姿勢をすると強く見えるから不思議だ。
　威圧感と言えば、菊池寛の「形」という短編を思い出す。