仏像名 |
やくしにょらいざぞう |
新薬師寺 |
国宝 |
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薬師如来坐像 |
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様 式 |
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俗称又 |
木造 |
樹 種 |
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像 高 |
191cm |
製作者 |
安置場所 |
本堂 |
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開扉期間 |
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解 説 |
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一木彫成平安初期の代表作である。我々がこの仏の前に立つ時、言い知れぬ威圧と荘厳を感ずるであろう。その肩から胸に流れる線は肉感的感覚さえ覚えさせる程見事である。大きく見開いた切れ長の目、堂々たる体躯、将に密教精神の具現である。古来より眼病耳病の仏として霊験あらたかであり、遠近より祈願参詣参籠する諸人今に絶えないのも頷けよう。 男性的な堂々たる体躯を持ち、威厳に満ちた相貌と眼差しの鋭さを大きな一木彫で造り上げている。七仏薬師を表わした大光背や裳懸座が当初のもので有るのは貴重である。眼が特に大きいのは光明皇后が聖武天皇の眼病治癒を願った為と言われている。 延暦十二年(793)、頃に制作された新薬師寺の本尊薬師如来像である。天平彫刻を見た目で直ちにこの薬師如来の像を見ると、その作風の著しい違いに驚くに違いない。その顔付きは、奇怪な強さを持ち、堂々たる体躯は、観者を圧倒する。 新薬師寺の本尊、薬師如来坐像は大ぶりな目鼻立ち、とくに団栗まなこの大きな目が印象的だ。「聖武天皇が目を患った時、この像を造らせた」という伝承が古文献にあり、大きな目は昔から注目されていた。 |
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私 の 想 い |
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夏の暑い陽差しの中から、本堂の冷やりする薄暗い堂内に入ると、そこは落着いた静けさが、漂っている別世界であった。仏像に感激して魅入る程に、堂内の静けさを増す様である。 |
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