仏像名

ふりがな　かりていもざぞう

東大寺
制作年代

重文
平安時代

訶梨帝母坐像

様　式

俗称又は愛称

製作材質

木造
彩色

樹　種

像　高

４２ｃｍ

製作者

安置場所

二月堂

開扉期間

解　説

私 の 想 い

　訶梨帝母坐像として、重文に指定しているのは、この像と滋賀の円城寺の２像だけである。正座して座る。着物の合わせ目が腹に下がる。その合わせ目の中に、何かを入れている。左手の平で下から抱えるように、それを押さえる。抱え込んだ物は、何であるか判らないが、私が想像すると、子豚のように思う。懐から子豚の顔が覗くのも面白い。
　右手は、脇を締めて肘を折って、前に出しているが、袖口に手首から先が欠けてない。名前からも母親であるのは間違いない。優しいお顔のお母様である。