古寺巡礼
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仏像観て歩き 奈良編4

名  称

とうだいじ

東大寺3

俗称又は愛称

奈良市雑司町406-1

最寄駅

近鉄奈良線
近鉄奈良駅

開  祖

沿   革

 二月堂の左、小高い丘の上に立ち、毎年2月にお水取りの儀式が行われるので二月堂という。天平勝宝4年(752)に良弁僧正の高弟実忠和尚が創建したと伝えられているが、現在の堂宇は江戸初期の寛文7年(1667)に火事で焼けたあと、同9年(1669)に再建されたものである。天平期の建物は朱塗りであったという。
 懸造桁行18m、梁間13mの寄棟造りで独特の形をした本瓦葺の建物である。内陣中央には、十一面観音と天平時代の金銅聖観音が奉安されているが、共に秘仏で、特に十一面観音は寺伝によると、わずか7寸で、実忠和尚が難波の海で一心不乱に念じ、観音浄土の補陀落山より勧請した仏である。
 二月堂より北西に下ると参籠所、仏餉屋(共に重文)があり、その南に若狭の国より水が通じていると信じられている古井、若狭井がある。有名なお水取りは、この井戸から香水を汲み上げる儀式である。
「東大寺写真集」より

 三月堂の奥に、つまり北隣にある。有名なお水取りの行事は、関西地方に取って春を告げる行事として、人々の心に宿った季節行事である。
 従って、関西の人々はこの行事によって、春を知るといっても言い過ぎではない。また、二月堂の欄干から眺めると、うっそうと繁る松の森の中に、一際大きくそびえ立つ大仏殿の甍と鴟尾、そして、その向こうに奈良の街が見える。
 興福寺の五重塔も松の間から見える。澄み切った日には、遥か遠くに生駒連峰の山々を望むことが出来る。
 ここで眺めることではじめて、奈良の地に来たという実感がするのである。
上記の記述は、30数年前に書いたものであるが、松の本数もかなり減っており、昔の様相と大分違って来ている。

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東大寺所蔵仏像
二月堂
菩薩像(如意輪観音) 十一面観音立像 持国天立像 多門天立像
子神立像 丑神立像 寅神立像 卯神立像
辰神立像 巳神立像 午神立像 未神立像
申神立像 酉神立像 戌神立像 亥神立像
観音菩薩立像 訶梨帝母坐像
青面金剛立像
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2.        絵葉書、仏像解説書、国宝写真集等々で、有名な仏像については、ご覧になれる機会は多いと思います。
3.    それ等をご覧になりながら、もう一度ここにお越し下さい。 また、別の仏像の楽しみ方が出来ると思います。

4.        ここでは、国宝と重要文化財の指定を受けている仏像を紹介しております。
5.
   「国宝・重要文化財大全」彫刻 毎日新聞社 1998年より選定しました。
6.        像高も上記大全のものを小数点以下切捨てで、記載しました。寺や解説書等と多少違うかも知れません。
7.        掲載した「沿革」と「解説」は寺から頂いた資料や手持ちの解説書からのものを掲載しております。

8.        一番は、実際に寺に行ってご覧になることです。
9.    一つでも好きな仏像を決めて、訪ねると一層「仏像観て歩き」が楽しくなります。      以上