仏像名

ふりがな がっこうぼさつりゅうぞう

宝城坊
制作年代

重文
平安時代

月光菩薩立像

様 式

俗称又は愛称

製作材質

木造、素地

樹 種

カツラ

像 高

123cm

製作者

安置場所

秘仏

開扉期間

1/1  1/2  1/3   1/8  4/15

解 説

 現在、鉈彫の遺品の分布は、神奈川、群馬、栃木、千葉、茨城の関東地方や岩手県などの東国に集中しており、ほかに愛知、富山、滋賀などにも見られるが、京都や奈良の新旧の都には残っていない。
 とりわけ、神奈川の宝城坊と弘明寺に初期の秀作が残ることは貴重であり、鉈彫発生の場所や時期を考える上でも重要な地域となっている。
「一木にこめられた祈り」特別展 2006年より

私 の 想 い

 向って左側(右脇侍)の像。本尊を挟んで対称になっている。右手は脇を締めて、肘を伸ばして指先まで一直線に真下に降ろす。左手はL字に折って手首を返えす。手の平を正面に向けている。
 両脇侍はいずれも、お顔のみを滑らかな平面に刻み、それ以外はノミ目の凸凹で仕上げている。眉から鼻までを、円形の四分の一で刻む。左右を合せると、半円となる勘定である。日光菩薩も同じように刻んでいるので、円形が一つ成立することになる。両像とも眼は横一文字に刻む。

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