仏像名

ふりがな やくしにょらいざぞう

霊山寺
制作年代

重文
平安時代

薬師如来坐像

様 式

治暦二年(1066)

俗称又は愛称

製作材質

木造、漆箔
彩色

樹 種

像 高

62cm

製作者

安置場所

秘仏

開扉期間

解 説

 霊山寺は奈良時代の草創と伝えられる。この三尊は胎内文書によって治暦二年(1066)、の作であることが知られている。小像ながら三尊とも、光背・台座も大部分当初のものを伝える。
 肉身は漆箔、薬師の衣は赤、脇時の裳など彩色文様が残る。彩色画の板光背で、ことに両脇時の光背の下部に、薬師の守護神十二神将が丹青鮮やかに六体ずつ描かれていて珍しい。
 三体とも沈静な古風な表情を持つ。奈良地方の板光背像を作った一グループの作家の手になるものであろう。
「仏像ガイド」 美術出版社 1968年より

私 の 想 い

 本堂の中央のお厨子に安置されている。日光、月光の脇侍と共に薬師三尊として中に入っている。お厨子の外に十二神将が左右六体ずつ二列三段に並ぶ。
 右手は脇を少し開けて肘をVの字に折り、手の平を正面に向けて施無畏印である。左手は脇を締めて、左足が上になる降摩座に組んだ、左足のふくらはぎに手の甲を着けて、薬壷を手の平に載せている。
 お顔にしっかりと金箔が残り、つやつやしたお顔である。3枚に重ねた蓮弁が段違いに並べられた蓮華台に座る。

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