仏像名 |
ふりがな がんじんわじょうざぞう |
唐招提寺 |
国宝 |
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鑑真和上坐像 |
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様 式 |
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俗称又は愛称 |
製作材質 |
脱活乾漆造 |
樹 種 |
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像 高 |
81cm |
製作者 |
安置場所 |
開山堂 |
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秘仏 |
開扉期間 |
6/5〜6/7 (開山忌舎利会)に公開 |
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解 説 |
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鑑真は不屈の気概を持つと共に、広い心で万人を受容れた慈愛の人でもあった。その眼は困難を極めた日本渡航の途中に失明した。和上の真容はこの像によって遺憾なく表出されている。 |
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私 の 想 い |
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六月六日、梅雨の雨が激しく、降りしきっていた。雨にけむってはっきりしない。開山堂は正門から一番遠い奥にあり、いつもは、閉ざされている。しかし、今日は鑑真和上の像がご開帳のために入れる。畳敷きの部屋で説法をするが如く、お厨子の中から鑑真和上がこちらに語り掛けているようである。頭を垂れて像の前に座ると、今にも和上の声が聞えるようである。 |
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