仏像名

ふりがな 11めんかんのりゅうぞう

勝常寺
制作年代

重文
平安時代

十一面観音立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、
彩色

樹 種

像 高

225cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 勝常寺で最も大きい像で、他の像と同じく頭および体を一材から彫り出す。頭上の十一面と化仏は後世のもの。
 この寺の日光・月光両菩薩像に通じる腰高の伸びやかな姿で、この時期の一木彫像らしい、ふくらみの強い胸・腹・太腿は、聖観音像の表現に近い。
「日本の仏像 勝常寺薬師三尊とみちのくの仏」より 講談社 2008年

私 の 想

 右手は脇を少し開け、ひじを伸ばして下に降ろす。五指を下に伸ばし手の平を開いている。
  左手は脇を締め、肘をL字に折り、前に出して水瓶を握る。小指を立てて品をつくる。身体全体は少し腰を左に寄せて立つ。直立ではないというだけで、腰と膝に余裕がある。
 福井・羽賀寺の十一面観音像と身体全体からは似た感じであるが、こちらは彩色が少ない。身長も似ているのではないだろうか。調べたら、失礼しました。146cmでした。

十一面観音立像画像一覧その1
十一面観音立像画像一覧その2
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