仏像名

ふりがな しょうかんのんりゅうぞう

勝常寺
制作年代

重文
平安時代

聖観音立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、
彩色

樹 種

ケヤキ

像 高

167cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 硬い材質のケヤキ材を用いて頭と体を一材から彫り出し、背中から内刳りを施す。一方が背面に回る天衣のかけ方は、この寺の日光・月光菩薩像と同じ。
 胸・腹・太腿の丸々とした肉付け、鎬の立った衣文は平安時代の早い頃の像の特徴。両頬は引き締まり、目・鼻・唇は小さめに造られ、おとなしい表情を表す。姿かたちが整った美しい像である。
「日本の仏像 勝常寺薬師三尊とみちのくの仏」より 講談社 2008年

私 の 想 い

 右手は脇を少し開け、肘を伸ばしてそのまま下に降ろす。手首を幾分外に折り、手の平を正面に向ける。
 左手は脇を締め、肘をL字に折り前に出す。特別に何を持つと言う訳でなく、手の平を開いたまま、前に出している。上体と腰周りの大きさに比べ、腹部のくびれが強調されている。天衣と衣で判り難い。伏目でうつむき加減のところも、この像の優しさの現れである。

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