仏像名

ふりがな じぞうぼさつりゅうぞう1

勝常寺
制作年代

重文
平安時代

地蔵菩薩立像1

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、
素地

樹 種

ケヤキ

像 高

174cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 この像は雨乞いの本尊として伝わり、日照りのときに水を注がれたため、前面中央部が朽ちている。一木造の構造は別の地蔵菩薩(延命地蔵)と同じ。
 衣の襞が両足を大きくまたぎ、大きい襞の間に小さく鋭い襞が刻まれる翻波式衣文を表す。また、堂々とした体躯表現の一方で、愛らしい表情を見せる。
「日本の仏像 勝常寺薬師三尊とみちのくの仏」より 講談社 2008年

私 の 想 い

 右手に錫杖を持ち、左手に宝珠を載せる。極々普通のお地蔵さんである。日照りが続き一雨欲しいと言う段になると、突然、頼りにされる仏様である。お腹の部分の色が変り、傷んでいるのは、その度に、頼りの水を掛けられたためという。
 何処にでも、居そうな少年であるが、水飢饉の時には、頼りにされるし、急に信者も増えるお地蔵さんである。静かに目を瞑って、お願いをしている少年である。

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地蔵菩薩立像1
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