仏像名

ふりがな じぞうぼさつりゅうぞう2

勝常寺
制作年代

重文
平安時代

地蔵菩薩立像2

様 式

俗称又
は愛称

延命地蔵と呼ばれる。

製作材質

木造.漆箔
素地

樹 種

ケヤキ

像 高

184cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 両手首と足先に別材を矧ぎ足しているほかは、袖先までケヤキの一材から彫り出し内刳りを施さない一木造。
 両手と頭部から胸部などに見られる漆箔は後世のもの。「延命地蔵」とは後世に付けられた呼称。
「日本の仏像 勝常寺薬師三尊とみちのくの仏」より 講談社 2008年

私 の 想 い

 右手は脇を締め、肘をL字に折り、前に出して錫杖を握る。左手も右手と同様に脇を締め、肘をL字に折り、前に出して手の平に宝珠を載せる。
 前のお地蔵さんとの違いは、右手での錫杖の握り形が少し違う。前の方は肘を伸ばして持ち、この方は肘を曲げて持つ。背丈もこの方が少し大きい。
 決定的な違いは、この方は青年僧である。分別もあり、風格もある。少し、お化粧も施されている。洒落っ気が出ているのである。
 お地蔵さんでは、老僧の姿は余りない。青年僧か、少年僧である。この勝常寺には、丁度両者が揃っていることになる。

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地蔵菩薩立像2
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