仏像名

ふりがな じごくてんりゅうぞう

勝常寺
制作年代

    重文
平安時代

持国天立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造、
素地

樹 種

ケヤキ

像 高

121cm

製作者

安置場所

収蔵庫

開扉期間

解 説

 持国天は東方を守護する。四体中もっとも面相が細かく表され、筋肉の収縮が忿怒の相を強調している。腕を振り上げ、袖を翻す躍動感は、如来を守護する武神にふさわしい。
「古寺をゆく 勝常寺と会津の名刹」より 小学館 2001年

 本像の護衛像。邪鬼を含めほぼ全容がケヤキの一材製。多聞天立像は度重なる修理のためやや生彩を欠くが、他の3躯は力みなぎる堂々たる姿。
 持国天立像と増長天立像は両腕を振り上げた激しい動きを見せる。また、広目天立像は静かな佇まいだが、力強さが内面からにじみ出る。いずれも的確な造形力の賜物で、本像ともども、作者に中央の仏師が想定される。
 会津に仏教を広めた奈良の僧徳一の勝常寺仏像群への関与は史料上、不明だが、この人脈は一考に値しょう。
特別展「平泉 みちのくの浄土」より 世田谷美術館 2009年

私 の 想 い

 右手は肘を横に肩の高さに上げ、手を上に振り上げる。手首から先を欠く。左手は肘を横に張り、手を下に下げあたかも、投手の投げるフォームである。オーバーハンドの本格派の投手である。別所毅彦や藤田元司がマウンド上で、投げようとしている姿である。
 腰が入り左に捻って、150kmの剛速球を投げます。邪鬼は一頭で熊のようだ。丸々としている。
 兜は、すっぽりと頭に冠り、背中にも垂れ下がる。

持国天立像画像一覧その1
持国天立像画像一覧その2
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