仏像名

ふりがな たもんてんりゅうぞう

薬師寺
制作年代

重文
平安時代

多聞天立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造.彩色
切金文様

樹 種

像 高

112cm

製作者

安置場所

大宝蔵殿

開扉期間

解 説

 上半身を小さく、下半身を長めに作るプロポーションが特徴的である。腰部は袴・甲によって重厚感をだすが、体躯は甲を通してよく伸びたスマートなものとして捉えられている。
 全体の気分は静かで、面相にはやや神経質な怒りの表情が表れる。これらは、平安時代の天部にまま見られる表現である。
 ヒノキの割矧ぎ造りで、彩色と漆箔で仕上げられる。この二躯と一具と見られるあと二体分の残欠が伝わり、その中には足下に邪鬼を踏んでいるものがあるから、当像も邪鬼の上に立っていたと考えられる。
「天部と明王部の仏たち」より 1993年発行

私 の 想 い

 身体の上部が小さく下部を大きく彫っている。右手は肘を伸ばして下に降ろす。左手は肘をV字に折って前に出し、手の平に多宝塔を乗せる。

多聞天立像画像一覧
多聞天立像
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