仏像名

ふりがな   こうもくてんりゅうぞう

六波羅蜜寺
制作年代

重文
鎌倉時代

広目天立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造
古色

樹 種

像 高

169cm

製作者

安置場所

宝物館

開扉期間

解 説

 京都国立博物館にある。

 本尊十一面観音像と、増長天像を除く三体の四天王像は、空也が西光寺を創立した当時の像が残っている。広目天像はわずかに腰を捻るが、ほぼ直立像に近い。大げさな身振りを抑え、仏法守護神としての力強さと気品とを兼ね備えた名品である。
 現在の六波羅蜜寺はびっしり民家に取り囲まれ、まさに空也以来の民衆の寺にふさわしい環境である。この様な環境下に、幾多の戦火や災害に合いながら、今日までこれらの遺品を伝える事が出来たのは、奇跡に近いと云って良いだろう。西国三十三所観音霊場の十七番目の札所である。
「京都の仏像」 淡交社 1968年より

私 の 想

 平成16年5月「仏像観て歩き」の時に京都国立博物館に寄った。右腕は肘を伸ばして左前に伸ばして三鈷杵を持つ。左腕は肘を肩の高さに上げて手を真上に上げて戟を持つ。
 顔は右前方に向け、眼を剥き出して睨む。どっしりとした体格の広目天で武具が戟の広目さんは珍しい。余り観た事が無い。

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広目天立像
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