仏像名

ふりがな  ぞうちょうてんりゅうぞう

六波羅蜜寺
制作年代

重文
鎌倉時代

増長天立像

様 式

俗称又
は愛称

製作材質

木造
古色

樹 種

像 高

175cm

製作者

安置場所

宝物館

開扉期間

解 説

 四天王像のうち、この像だけは鎌倉時代に補われたもの。鎌倉時代に一般的だった玉眼とせず彫眼とし、天衣を両肩から腰に垂らす点や甲の形式等も他の三像に似せて造る。
 しかし、体は引き締まり、髪の毛筋彫りや頬の肉付きなどに現実味があり、鎌倉時代の特徴が現れている。構造は他の三像が一木造りであるのに対し、この像は寄木造である。両肩より先は近世の後補。
「六波羅密寺の仏像」より 東京国立博物館 2008年

私 の 想 い

 右手は肘を肩の高さに上げて手を真上に振上げて剣を振りかざす。剣先は後ろに振上げて振り下ろそうとしている。トップで止まっている。左手は拳を握って左腰に当てる。岩座の平盤に立つ。袖口は西風に当たって左に流れる。
 平成20年7月に東京国立博物館で六波羅蜜寺展がありました。
右手は肘を肩の高さに横に上げ、剣を握って振り上げる。剣は頭上後ろに地面に平行に振り上っている。
 左手は肘を横に張り、独鈷杵を握って左腰に当てる。

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