仏像名

ふりがな じゅういちめんかんのんりゅうぞう

西大寺
制作年代

    重文
平安時代

十一面観音立像

様 式

俗称又は愛称

製作材質

木造
漆箔

樹 種

像 高

484cm

製作者

安置場所

 四王堂

開扉期間

解 説

 正応二年(1289)亀山上皇の院宣によって京都から移安された本格的な藤原彫刻。長谷寺式十一面観音像で錫杖を執る。
「西大寺縁起」より

 これは正応二年(1289)に京都からこの寺の四王堂に移されたといわれているもので、その寺伝には間違いない。
 頭部や腕その他にかなりの修補もあるが、本躯は藤原時代であろう。
「西大寺の文化」より

私 の 想 い

右手は下に降ろして、親指で錫杖を押さえ持つ。左手は肘を折って前に出し、水瓶を握る。
 天衣が右手首から膝頭にUの字にされ、左手で水瓶の後ろに絡まって、左足の外側に垂れ落ちる。
 さすがに大きい、足下から見上げるから更に大きく感じる。長谷寺の本尊の十一面観音像も大きいが、足下での拝観でなく、お腹の辺りから上を拝観しているので、大きいのだがそれ程に感じない。ここの十一面観音像は、足下から見上げるので大きく感じるのである。

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十一面観音像の考察