仏像名

ふりがな たもんてんりゅうぞう

西大寺
制作年代

    重文
室町時代

多門天立像

様 式

俗称又は愛称

製作材質

木造
漆箔

樹 種

像 高

225cm

製作者

安置場所

 四王堂

開扉期間

解 説

 この寺の根本本尊として造られた四天王像と踏鬼で、上の像が幾度かの火災で壊れてしまったのに、下の踏鬼はかなり焼けただれながらも良くその形態だけを保っている。 やはり奈良時代の大きな気宇が良くうかがわれる。
「西大寺の文化」より

私 の 想 い

 邪鬼は腹ばいになり、肘を床に着けて肩と腰を踏まれる。眼を剥いて踏ん張る。他の三像は銅造なのに、この多聞天だけが木造である。
 ここの四天王は、足元の邪鬼だけが当初のもので、上に立つ像だけがその時代の製作者によって、造られた像である。
 邪鬼はそれぞれ時代の時代に生きて、その時代の製作者による製作を受容れて上に乗せているのである。
 長生きをするという事は、そう言う事であるようだ。

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多聞天立像
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所蔵仏像
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四天王の考察