仏像名

ふりがな  あなりつりゅうぞう

大報恩寺
制作年代

    重文
鎌倉時代

阿那律立像

様 式

承久二年(1220)

俗称又は愛称

製作材質

木造、玉眼
彩色、切金文様

樹 種

像 高

96cm

製作者

快慶作

安置場所

霊宝館

開扉期間

解 説

 安貞元年(1237)、に完成した大報恩寺(千本釈迦堂)の本尊は快慶の弟子行快の造った釈迦如来、それに随侍する十大弟子の幾体かを快慶が自らから造っている。この阿那律像と目犍連像には彼の銘があってそれが明らかである。
 実際の人間らしくという意欲と、形式的に綺麗に整えようという志向の混在が、像に人形風な一種の気味悪さを与えている。
 快慶晩年の作風にこの傾向が特に顕著である。この彫刻が快慶の最後の作品である。
「仏像ガイド」 美術出版社 1968年より

私 の 想 い

 若い青年僧である。左手で右手の手首の脈を取っている。健康に気を付けているのか。それとも、若い女性を見たので、血圧も、脈も上がったのを自分で測っているのか。
 若いって好いね。

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