仏像名

ふりがな  しゃりぶつりゅうぞう

大報恩寺
制作年代

      重文
鎌倉時代

舎利佛立像

様 式

承久二年(1220)

俗称又は愛称

製作材質

木造、玉眼
彩色、切金文様

樹 種

像 高

95cm

製作者

安置場所

霊宝館

開扉期間

解 説

釈迦の弟子の中から、主だった十人を選んで、十大弟子という。すなわち、智慧第一の舎利仏、神通第一の目犍連、頭陀第一の大迦葉、天眼第一の阿那律、解空第一の須菩提、説法第一の富楼那、論議第一の迦旃延、持律第一の優婆離、蜜行第一の羅睺羅、多門第一の阿難陀である。
 普通は釈迦像の左右におかれ、奈良興福寺(奈良時代)・京都清凉寺・京都大報恩寺、神奈川極楽寺(以上鎌倉時代)などの彫刻が良く知られる。すべて法衣をまとって立つ僧形で、足には沓かサンダルをはく場合が多い。
 面相にインド的な要素は少なく ほとんど日本化し、また理想化している。形姿の上に特別の約束は認められないようだが、ただ何時の場合も、阿難陀は若く美しい僧として表わされる。
 これは彼が生まれつきの美男で、顔は満月の如く、眼は青蓮華の如く、身は明鏡の如くで、女人の誘惑に遭う事も多かったという所伝を裏付ける。
「日本の美術 肖像彫刻」 至文堂 1967年より

私 の 想 い

老僧。右手で軍配をもち、左手の平で柄元を支えている。眼を閉じて、風でも感じているのか。

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