仏像名

ふりがな  にょいりんかんのんざぞう

大報恩寺
制作年代

重文
鎌倉時代

如意輪観音坐像

様 式

貞応三年(1224)

俗称又
は愛称

製作材質

木造、玉眼
素地

樹 種

像 高

96cm

製作者

肥後定慶作

安置場所

霊宝館

開扉期間

解 説

私 の 想 い

 蓮華台に半跏に座り、立膝に右肘を突いて、手の平を頬に当てて考える。如意輪さんの良く取るポーズである。ふっくらとした頬に手を当てて、温かいのだろうなあと思う。いずれも小さくて綺麗な指先だ。
「良い考えがあったら、教えてくださいよ」
とお願いする。
 平成21年10月に京都・滋賀「仏像観て歩き」・副題「千手観音と十一面観音を訪ねる」と銘打って「仏像観て歩き研究会」の仲間と訪問しました。
 如意輪観音像を拝観する楽しみの一つに、右手をどんな形で頬に触れているかということである。
 グウを握った手で当てている京都・醍醐寺と奈良・橘寺。人差指だけで当てている京都・広隆寺、奈良・岡寺。手の平をべったり当てている大阪・観心寺等がある。この方も手の平をべったり当てている。この手を頬に当てて、どんなお顔の表情をされているかを観るのも如意輪観音を拝観する楽しみの一つである。

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如意輪観音の考察